あと少し

どうにかこうにか大学を卒業出来ることが確定しました。やっほい。他にもお知らせしたいことがあったので、久しぶりのブログ更新です。

卒業式は18日。もうあと数日で学生じゃなくなっちゃうってことですね。普通に過ごす人より一年多い、17年間の学生生活も終わりですよ。早いもんだ。

しかし、大学卒業は出来ても職が無いのです。泣きたいのです。


まぁ私の現状はどうでもいい。今はもっと知って欲しいことがあります。それがこれ。


漫画・アニメの「非実在青少年」も対象に 東京都の青少年育成条例改正案


リンク先の記事の内容や動画を見てもらえばわかりますが、この改正案はかなりぶっ飛んでいます。それこそ冗談抜きで日本のサブカルチャーをぶち壊してしまいかねないくらいにヤバイ。

この改正案を簡単に言ってしまうと、18歳未満に見えるキャラクターを「非実在青少年」と規定し、それらの性行為や暴力行為に見える描写を規制するというもの。そういう内容の作品の単純所持なんかも規制するとしています。

非実在青少年」なんていう失笑もんの言葉を作り出している時点で相当アレですが、内容も幾らでも恣意的な解釈の規制が出来る内容となっており、こんなものが都議会で議論されていると考えると、薄ら寒いものを感じてしまいます。「どうせエロい同人誌やエロゲーだけが規制されるんだろ?」とか考える人もいるかもしれませんが、そんなレベルじゃない。極端な言い方をすれば、ドラえもんジャンプなんかの一般向けアニメ、漫画、ゲームも全て規制される可能性があるんです。冗談抜きでですよ。

てかこれ、そもそもかなりの割合で憲法違反の要素を含んでいます。その辺も見逃してはいけないでしょう。

しかもこれ、かなり秘密裏に進められていたらしく、実態はかなり危険な所まで進んでいます。私もつい先日、Twitter上で流れてきた呟きを見て初めて知ったような状態です。まだこういう改正案があることを知らないって人も大勢いるんじゃないかな。

東京都の条例なんだから、東京都以外は大丈夫じゃない?と思うかもしれませんが、出版社や放送局、その他大手会社の本社の多くは東京にあります。それだけでかなりの影響は出るでしょう。それに、東京都がこの改正案を通したら、続いて同じような案を通す地域も多く出てくることは簡単に予想出来ます。乱暴な言い方になりますが、東京都が改正案を通したら、それは日本全部が改正案の適用される場所になると言ってもいいくらいなんです。


このままでは本当に改正案が成立してしまいかねず、それだけはなんとしても防がねばならないと、漫画家や出版社なども立ち上がり始めています。ただ、それだけは足りません。多くの一般人の声も必要です。

現時点では、民主党に「一度児ポ法を反対したそちらの党に属する議員が、似たようなものに賛成してるけどこれいいの?」的な内容のメールを直接送ることが効果的であるようです。もちろん都議の方に直接陳情してもいいのですが、メールやFAXなどではあまり効果がないとのこと。下のサイトさんにある意見書の例を参考にするといいかもです。

http://otakurevolution.blog17.fc2.com/blog-entry-787.html

少ないとは思いますが、もしこのブログで改正案について知り、反対の意思を持ってくれた方は、お時間がありましたら、その意見を送って頂けるとありがたいです。


ここまで書いてちょっと冷静になった。私自身、少し熱くなっている部分があるのは問題だな。あくまでクレバーにならなければ、議論で勝ちは奪えないですからね。ただ、今回の話題をオタク共の戯言だと思わず、もっと大きな危険性を持つものと認識してもらえると助かります。