この結末は本当に残念

  • 思い出されるのは小さい頃の記憶

どうしてこういう人ばかりが先に逝ってしまうのだろう。どうも尋です。

先日から行方不明が報道されていたクレヨンしんちゃんの作者である臼井義人先生ですが、遺体で発見されるという最悪の形を迎えてしまいました。


たぶん、私が人生で始めて自分で買った漫画がクレヨンしんちゃんだったと思います。たぶん小学校1、2年の頃だったかと。

その頃はしんちゃんの真似をする子供がたくさんいて、親からは作品自体が白い目で見られることも多かったですよね。書く言う私の家庭もその一つで、バカな子供だった私が調子に乗って真似ばかりするもんだから、しばらく見ることを禁じられちゃったりしましたわ。

しかし、そういう風に禁止されると更に見たくなってくるのが子供の性でしてね。せめて漫画でもと思い、小遣いを貯めて買ったんだったと記憶しています。元々は大人をターゲットにした漫画だっただけに、アニメとの印象のギャップに面食らったのも強く覚えています。

その後も購読こそしなかったとはいえ、暇な時にぱっと買って読んだりすることが多くありました。もちろん親には内緒で。毛嫌いしてたのはやはり母の方でして、父はどっちかっていうと好意的でした。だもんで、父に買ってもらったりもしてましたね。実家には巻数が飛び飛びのコミックスがけっこう残ってたりします。

我が家でアニメが解禁されたのはたぶん中学に入学したあたりかな?金曜の夜に、突然母親が「しんちゃん見ないの?」とか言ってきたんですよ。いやいや、あんたが禁止してんじゃ?とも思ったんですが、禁止してたこともだいぶ前に忘れてたみたいでした(苦笑)

けど、さすがに中学に入ってたってのもあるし、今更毎週嬉々として見る気にもなれず、漫画と一緒で時々思い出したように見てましたね。

ただ、「オトナ帝国の逆襲」を観てからは、映画館までは行かなくても、レンタルやTV放送時には劇場版をかかさず観るようにしてましたね。戦国大合戦以降はあんまり観れてないんですが。

今でも金曜にテレビをつけているとき、何とはなしにしんちゃんを見ちゃうときがあります。それくらい自然に生活に染み付いた作品なんだと思いますね。現在も親の印象は悪いようですが、しんちゃんという作品が取り扱っているテーマは家族なんだということを分かってくれている人たちも増えていると思います。

そういえば、しんちゃん役の矢島晶子さんやひろし役の藤原啓治さんの名前を知ったのもしんちゃんですな。特に藤原さんはひろしのイメージがかなり強かったので、全然印象の違うホランドやサーシェスなんかを演じてるの聞くと、変に違和感感じちゃったりもします(苦笑)


そんな感じでクレヨンしんちゃんと関わってきた私ですが、今回の訃報は本当にショックでした。なんでこんな形で亡くならなければならなかったのか・・・

まだどうなるかは分かりませんが、クレヨンしんちゃんという作品が高い確率で未完で終わってしまうということが本当に残念です。ダイレクトにしんちゃん世代であろう私と同年代の人は、同じ気持ちの人も多いのではないでしょうか。


今は1ファンとして、臼井先生のご冥福を心からお祈りしたいと思います。