Wさん始まるよー

昨日から始まった新しいライダー「仮面ライダーW」。個人的には1話はかなり面白かったと思うんですが、どないでしょうか。


作品の雰囲気的には、今までの平成ライダーと比べてかなり変わっていたと思います。まぁもっと異色作だった響鬼って作品が過去あったので、問題なく受け入れられましたが。

とりあえず、一番独特だと思ったのは、やはり「風都」という街が舞台なことでしょうか。漠然とした「日本のどこか」や「東京のどこか」ではなく、一つの明確な街の中で話が進む展開は、ライダーでは珍しいですよね。こういう設定がある作品は、最近だとやっぱりリュウケンドーでしょうね。あっちの方がローカル色強かったけど。

それに、簡単に怪人を殺すわけではないってのも意外だと思います。Wの怪人である「ドーパント」は、ガイアメモリを使って人間が姿を変えているという設定なんですが、Wはあくまでガイアメモリを破壊することを目的にしてるみたいですね。まぁあんなに簡単に人に戻せるんなら、そうした方が良いだろうし。しかし、1話の怪人がマグマってのも面白いですな。今作では生物モチーフじゃないの怪人もいるのね。

そういう独特の感じがありつつも、冒頭の施設のシーンなんかは凄く昭和ライダーチックで良かったです。ああいうシチュエーションでの登場は、やはり燃えますな。緑色のサイクロンメモリが風の力を持っているそうで、暴風が巻き起こる中表れたWは無茶苦茶カッコよかった。


半分ずつ色が違うという、平成ライダーらしく発表直後は賛否両論分かれたデザインのWですが、実際に動いて見るとやっぱりカッコイイです。1話でメインに使っていた緑と黒の「サイクロンジョーカー」は、蹴り技主体での戦い方が良かったですね。

ただ、途中で使った黄色の「ルナ」には驚きました。手足伸びるの!?その伸び方も、鞭のように撓りながらってのがまた凄い。ルナは「幻想の記憶」を司るガイアメモリだそうで、これを使うとああいった超常的な力が使えるようになるそうです。

しかし、これは流石にキモイキモイ言われてるみたいです。まぁ私もキモイとは思いましたが(苦笑)、それ以上に面白かったですわ。良くこんな戦い方させる気になったなスタッフ。腕だけ伸ばして敵の攻撃を弾いてたときはまだカッコ良く見えたんだけどね。

そして、必殺技である「ジョーカーエクストリーム」ですが・・・私が1話において最も微妙だと思ったのが、これでした。半身がずれてキックを放つってのは事前のネタバレで知っていたんですが、実際に見せられると、正直見てくれが悪い・・・

このガッカリ感、響鬼2話の初音撃を見たときに似ている気がする。あっちもなんか適当にドンコドンコやってるだけに見えたなぁ。音撃のように演出次第ではもっとカッコよくなりそうな気もするので、必殺技は今後に期待ですかね。


俳優陣だと、左翔太郎役の桐山蓮くんが、ライダー俳優の中でもかなり演技が上手い方だと思いました。1話の演技であの安定感を出せるのはなかなかではないでしょうか。それに、ヒロインの亜樹子役の山本ひかるちゃんの声がいいですな。叫び声が面白かったですわ。


ディケイドのあの最終回のお陰で、色んな意味で苦しいスタートを切ったかもしれないWですが、面白さを維持していって欲しいもんですね。Wも平成ライダーのフォーマットに習って、2話完結で話が進んでいくそうです。次回が解決編ということで、バトルもけっこう派手そうですね。私としてはバイクをガンガン乗り回して欲しい・・・バイクどころか変なビークルまで出てきたけどさ!