本当の終わりの始まり
珍しくゲームカテゴリです。
成人向けPCゲーム、いわゆる「エロゲー」が本格的に終わりになってきそうです。
ゲーム規制に待った。一方ソフ倫基準で規制してる業者「少女、生徒会、複数プレイ、逆レイプ」全て禁止
外国の女性人権団体に抗議を受け、「陵辱」というジャンル物が規制をされたのがつい最近ですが、「その他のジャンルも規制され始める」ということが噂されていました。それが思いの他早く始まってしまったようです。
今回規制ジャンル、及びキーワードとして考えられるものを抜粋してみると、
・レイプ・ロリ・輪姦・陵辱・鬼畜・逆レイプ・少女・相姦・逆陵辱・強要・複数プレイ・生徒会・獣姦・拘束・脅迫・車内わいせつ・援助交際・近親相姦・拷問・緊縛・妊娠・強姦・奴隷・妊婦・監禁・孕ませ
こんな感じ。こんな言葉がこのブログに並ぶ日が来ようとは(苦笑)
これは仕方ないんじゃね?的なキーワードも多いですが、「これ規制する意味あるの?」と首を傾げたくなるものもあります。生徒会とか。
これが本格的に導入されたら、現在のアダルトゲームの殆どが規制対象ってことになっちゃうと思います。キーワードにある内容が含まれる作品はまずアウト。ランスシリーズや私の大好きなニトロ作品も大ピンチですよ。それに、純愛系も駄目なものは駄目になる。大雑把な見方になるかもしれないけど、生徒会の出てくる学園物は全部アウトってことですね。生徒会という名称を使わなければ良いと考える人もいるでしょうが、連想されるキーワードも規制対象なので、その理屈は通らないくさいです。
前回の「陵辱」規制のときは、これは規制されても仕方ないんじゃないかと思う部分もありました。エロゲーに理解のある側から見ても、行き過ぎていると思う内容のものも多かったと思いますし。でも、今回のこれは酷いというかやりすぎというか・・・
ここまでのガチガチな規制をするんだったら、「18歳未満禁止」ってラベルは一体何のためにあるんだろうと思ってしまいます。もちろん18禁が「何でもありの免罪符」であるとは思いません。でも、そういう大枠の規制が前提条件としてあるんだから、その中でのある程度の自由はあって然るべきなんじゃないかなぁ?
それに、上のキーワードに該当する行為を実写で見せてるアダルトビデオをというジャンルはどうなんでしょう?所詮は絵と音声でしかないエロゲーより、そっちの方がインパクトや影響は強いと思うんだけどね。
とまぁ屁理屈を捏ねましたが、結局はこういう物は叩き易いものが叩かれるってだけのことなんですよね。「恐い人たちや偉い人たちの間でお金が流れるアダルトビデオは叩き難い。でも、そういうものが無いエロゲーは叩き易い」それが一番大きな理由なんでしょう。
他にも、エロゲーというもの自体が社会的に良い目で見られていないのも大きい。一般人からしたら、エロゲーなんて気持ち悪い以外の感想は起きないものです。叩いたところで反論は殆ど出ず。反論したいオタクも、世間の目がそういうものだと理解しているから、2ちゃんで恨み辛みを書き込むくらいしか出来ません。世知辛い世の中を嘆くしかないんですよ。
私はエロゲーをする人間です。だから、この規制には反対だし嫌悪感もあります。でも、そこまでなんですよね。流れには逆らえないから成り行きを見守るしかないんです。「仕方ない」とは言いたくないですが、言うしかない。なんだかなぁ・・・
それと、もっと恐ろしいのが、これを足がかりに一般的なアニメやマンガ、ゲームにも規制が始まることですね。今までは楽観視出来ていたけど、今回の事で、あながちそれも与太話では無くなってきたと思います。さすがにそうなったら、各所から抗議の声は上がるでしょう。でも、それで止められるかと言われると、疑問が残ります。
何でもかんでもガッチガチに規制で固めて、無菌状態の国を作り出す。それが本当に良い事なんでしょうか?果たして本当に国民の為なんでしょうか?私はとてもそうは思えませんね。
しかし、ここまで来ると、規制を推進してる人間は我々以上に二次元にのめり込んでいる人たちなんじゃね?とか思ってしまいます。二次元の女性キャラを守るための規制とも採れますからね。