OO感想・第23話「世界を止めて」

こんな予感は当たって欲しくなかった・・・

  • 「俺は託された・・」

一度今回の話を見たあとだと、ここで完全にツヴァイを倒していれば・・・とか考えちゃいますね。

それにしても「ツヴァイを撃退して悠然するエクシアの後ろを人知れず逃げてくドライ」って画、個人的になんか凄くツボりました。シュールすぎるw

  • コーナーさんビックリだ

「神を気取る」とか言ってたけど、自分も似たようなものだろうに。

全く知らなかったトランザムシステムに驚くコーナー。しかも、ついでにマイスターたちの情報までしっかり消去されてしまいました。これにはイオリアGJと思いましたわ。これでコーナーは搦め手が使い難くなったしね。もちろんデータのバックアップがあったら無意味ですが、あの様子じゃ取ってなかったんだろうね。大方何時でも入れるし!って油断してたってところか。リボンズがわざとそうしてたって可能性の方が高いかな。

そういやこっちでも頭に穴開いたイオリアがまた妙にツボった。

決戦直前ということで、色々と新装備を仕込んでるトレミー。強襲用コンテナが早速もう一機受領してましたね。それと、結構酷い損傷だと思ってたのに綺麗に直ってたデュナメスにはびっくり。ハロが凄いのかおやっさんが凄いのか。


「機体に蓄積した高濃度圧縮粒子を全面展開し、一定時間スペックの3倍に相当する出力を得る」ってのがトランザムシステムの原理らしい。粒子を全目展開するだけでスペックを跳ね上げることが出来るってのもまた凄い話だ。床に映ったエクシアの内部図解を見ると、ほぼ全身にGN粒子が行き渡るようになってるようだからそれも納得はいくんですけどね。赤くなったり3倍だったり、どっかの赤いエースパイロットを思い出させます。まぁこの辺はネタなんだろう。

これはオリジナルの完成形GNドライブにしか出来ないことらしいんですが、擬似太陽炉だと粒子使い切ったらそれまで、ってなことになっちゃうから無理なんでしょう。GN粒子を自分で生成できるちゃんとした太陽炉のみの機能なんですな。でも、一度システムを使うとしばらくは機体性能が極端に落ちるというデメリットもあるというめんどくさい仕様。まぁあんなもん使いっぱなしに出来たら、ジンクス程度楽に一掃出来そうだし。

  • サーシェスと荒熊

ツヴァイの予備パーツはトリニティの基地を接収した人革が持ってきてくれたんでしょうね。本当に気が効くなぁ。

中佐の前ではとりあえず猫を被るサーシェスですが、やっぱりこいつ怖い。頭が良くて強い悪役ってのが一番怖いよ。ところどころ凶暴性が見え隠れするのを中佐は気づいてて欲しいけど・・・ないか?

サーシェスはフランス第4独立外人騎兵連隊所属って肩書きを使ってるそう。回りくどい言い方してるけど、要は雇われ傭兵部隊ってことですね。

  • 意気込むダリル

もう死亡フラグにしか見えない。

ラッセがここまで心情を語るようなキャラになるとは・・・正直最初はただのクルーその1にしか見えませんでした。

ラッセはCBは存在することに意義があるんじゃないかと言ってましたが、確かにそのとおりなんじゃないかなと思います。今現在の目前に脅威があったとしても、それがそこから無くなれば、いずれそれは忘れられてしまいます。もちろん記録は残るでしょうが、所詮それは記録でしか無いわけで、目の前にある物に比べたら重要性は低く感じられるでしょう。

現実世界で考えると結構分かりやすいと思います。日本は唯一の被爆国ですが、それが今の社会にどれだけの影響を与えているかと考えるとどうでしょう。ぶっちゃけ今の若い日本人に限らず、戦争を知らない日本人は本当の核の恐怖なんて分からない。だから「原子爆弾は恐ろしい兵器なんだ」ってことは知識としては知っていても、体感的には全く知らないも同然なんですよね。そんな状態で非核三原則とかがあっても、それが存在する意味なんて無いんじゃないかと思います。だからと言って、常に核攻撃の脅威に晒された状態でいろというのもありえない話なんですが、それはとりあえず置いておきます。

紛争行為の根絶を目指すCBなら「常にそこにある」ってのは尚更重要でしょう。紛争行為があったらそれを即叩きのめすような連中が常に存在していたとしたら、誰もそんなもんやりたがらないですよね。逆にCBが犠牲になることで世界を一つにまとめたとしても、それは一時的なまとまりでしかないと思います。共通の敵がいなくなったらまとまる理由なんてありませんし、むしろそんな協力関係ゆるゆるでしょう。コーナーの考えはまとまりが無くなってきたらまた新しいCBを結成して武力介入をさせるというものっぽいですが、それは所詮対処療法でしかないわけで。常に脅威がそこに存在しし続けるという状況を維持したほうが、乱暴ではあるけどよりまとまった世界が作れるんじゃないかと思います。

バージニア級とか言われても、OOの戦艦は普通の輸送艦にしか見えないなぁホント。まぁ輸送艦なんだけど。一応リニアガンとかの装備がある分トレミーよりは軍艦っぽいけどね。

でも、艦からわらわらジンクスが出てくる図はなんかキモかった。

ロックオンを閉じ込めてまで守りたいとか、ホントデレたなティエリア。でもハロを取り上げなかったのはミスだった。

  • エースたちの反応は人それぞれ

ジンクスが通常装備のバレルが短いビームライフル以外に、大型のライフルを持ってましたね。短期間であれだけの数を開発は出来ないだろうから、あれもジンクスと一緒に渡された装備なのかな。

とりあえずエースの皆さんはヤル気満々。ダリルは相変わらず死亡フラグ立てまくりでしたが(「やってやる!やってやるさ!」はファーストから続く死亡フラグの王道だよね)、そんなもん微塵にも感じさせないコラ沢はやっぱりスゲェw

  • 2VS26+1

もう絶対無理だろってくらいの物量差。普通に一人で12機落とすようなアムロだったら何とかなるかもしれんけどさ・・・けど相手の現場指揮は荒熊中佐だしなぁ。

それでも果敢に戦うキュリオスとヴァーチェ。新装備のお陰かかなりの善戦してました。普通に2、3機落としてたしね。キュリオスのテールブースターはまだしもヴァーチェのGNバズーカ二丁持ちには驚くやら笑うやら。あれを再現するにはヴァーチェをもう一個買わねばならんのか・・・前々回撃ち抜かれてたGNフィールドも、今回はしっかりジンクスのライフル用に設定し直してるのが好印象でした。

テールブースターは機動性と攻撃力を同時に上げられるという、まさにキュリオス向けの装備なんですね。あれが付いた状態だとMS形態に変形は出来ないっぽいけど。これも欲しいんだけど、プラモ化されるんだろうか?今度出るHGナドレに付属しそうな気がしないでもないけど。

  • 「行けよファングゥゥッ!!」

それにしてもこの藤原啓治ノリノリである

サーシェスが使えるってことは、ファングを使える人間の条件って無いのかもね。案外ファングそれぞれがコンピュータ制御で勝手に動き回ってるだけなのかも。

さすがにファングまでは対応していなかったのか、フィールドを打ち抜かれてキャノンとバズーカを一個ずつ破壊されたヴァーチェ。とりあえず撃ちゃなんとかなる的な発想は治しておいた方が良かったね・・・やはりマイスターの操縦技術は未熟な気がしてならないなぁ。

ボコボコにされるヴァーチェを救援に来たキュリオスですが、テールブースターをぶっ壊されるわソーマのせいで頭痛くなるわで救援に来た意味無し。咄嗟にビームサーベル使ってましたが、もしかしてこれがキュリオスのビームサーベル初使用?

キュリオスを狙い撃ったのはソーマなのかな?個人的にはサーシェスっぽい気がするんだけど・・・

そういや交戦する前にサーシェスはヴァーチェに狙いを定めてましたが、気になる。コーナーにヴァーチェは優先的に破壊しろとか言われてたのかもね。

  • デュナメス出撃

ここのセリフを見ると、ロックオン兄さんはあまり帰ってくる気がなかったっぽいね・・・

  • 「脳量子波は俺が遮断してやったぜ」

人革親子の連携プレーであわや!ってところでしたが、トランザムを使って逃げ切ったキュリオス。ソーマも中佐もビックリしてましたが、やっぱ目の前であんなスピード出されると誰だってビビリますわな。

しかもハレルヤが脳量子波を遮断してくれたお陰で頭痛が無くなったアレルヤ。てかそんなこと出来るんだったらもっと早くやってやれよハレルヤ!!

  • こっちも使うよ!

キュリオスに続いてトランザムを使用したヴァーチェですが、こっちは機動ではなくバズーカの出力に使用してました。トランザムを使用すればチャージ無しで間髪入れずにより高威力のバーストモードをぶっ放せるんですね。ジンクスを隠れてたデブリごと吹き飛ばしたのには吹いた。それでGN粒子使い切っちゃうのがティエリアらしいというかなんというか。

  • 頭にゴーン!で戦闘不能

「大佐ぁー!!」じゃねぇよ!www

  • 「圧倒させてもらうぜ!」

デュナメスが使ってたGNアーマーってのは、GNアームズに大型ビーム砲とミサイルランチャーを装備した物っぽい。呼び名が変わるのはなんで?それともガンダムに装着した状態をGNアーマーって呼ぶのかな?

今回は「打ち込んで内部から破砕する」というGNミサイルの効果がより分かりやすく描かれてました。てかあのボコボコボコッ!ってなる描写は怖いよう。

  • 「詰めが甘ぇなぁ・・」

攻撃力や機動力のみを奪う戦い方をしてたアレルヤを見て、そんな余裕ないんじゃないの?とか思っちゃった。ただでさえ数が多いってのに。しかも向こうは一機ずつしかない虎の子機体なんだから撃墜しちゃった方がいい筈なんだけねぇ・・・

  • 迫り来るサーシェス

カティ大佐死んじゃうんじゃね?とか思いましたが、そんなことも無くサーシェスの横槍でGNアーマーが壊されちゃいました。

すかさず離脱したデュナメスはそのままツヴァイと戦闘に突入。サーベル同士の剣戟戦には物凄く燃えました。OOはバトル描写が本当に丁寧だから、見てて余計に手に汗握っちゃいます。しかもロックオン役の三木さんと藤原さんの演技が神懸ってるもんだから更にヒートアップですわ。

  • 刹那急いで!

トランザムで戦闘宙域に向かってましたが、そりゃ早いだろうけど着く頃にトランザムの効果が切れてダメダメになるってイメージしか湧かん。

  • ダリル余計なことぉお!!

ツヴァイと激戦を繰り広げてたところに割って入ってきたダリル機のせいで、デュナメスが百式みたいにされて撃墜・・・本来ならダリル機なんざ突っ込んでくるところをビームライフルで一発だったんでしょうが、利目が使えなかったのが仇になっちゃった。

とりあえずこれでダリルはご臨終になっちゃいました。ハワードに続いて古参の部下を失ったと知ったら、ハムさんどう思うだろう。

デュナメスのこの間の動きで、相手が右側が見えてないと感づくサーシェスはやはり凄腕なんでしょう。ビームピストルである程度叩き落すロックオン兄さんも凄かったけど。このせいでサーシェスは決め手になる一撃を与えられなかったっぽいしね。

  • 「ロックオン!ロックオン!」

コックピットから出て狙い撃つとか、あんたは何処までどっかの金髪スナイパーと一緒なんだ!!ってツッコんだ人は数知れずでしょうね。それにしてもロックオン兄さん、この時点でもう死相が浮かんでました・・・

  • 「狙い撃つぜぇえ!!」

どうにかツヴァイには当てたものの、ロックオン兄さんも逆に砲身を打ち抜かれてしまいました。ツヴァイの損傷具合は不明。あの爆発だと軽いものではないと思うんだけど、最悪脚部だけしか壊れてないかも。

感情を抜きにすると、狙撃用ユニットを直接GNアーマーのビーム砲に繋いで撃つとか本当によく考えるなぁと変にスタッフに感心しちゃった。

  • 「よう、お前ら。満足か?こんな世界で?・・・俺は、嫌だね」

最後まで刹那のことを心配してるほどに、みんなの兄貴分だったロックオン。最後に彼が狙ったのはいったい誰だったんでしょうか・・・

そして少しだけ漏れた「ライル」という名前。たぶんあの兄さんそっくりの人物の名前なんでしょうけど、今後どういう風に絡んでくるんだろう?

  • 残される側

ロックオンの名前を呼び続けるハロの声と、一度安堵したのに強張っていくクルーたちの表情が悲しかった・・・

レミー側にも犠牲が出るだろうとは思ってましたが、いざそうなると凄く辛いですね。ハマって見てる番組だと、こういうのは余計に辛い。

  • 次回予告

決戦もいよいよクライマックス。刹那も合流したトレミー組は国連軍を撃退できるんでしょうか?

そういやちらっと映ったモビルアーマーっぽい変な機体。あの様子だとコーナーが乗ってるのかな?金色のGN粒子みたいなのを散布してたように思うんですが・・・コーナーの最終兵器?