今日のキバ
- 第１話「運命・ウェイクアップ！」
キバットが予想外に可愛かった。
- 過去からスタート
今作って石ノ森先生の生誕７０周年記念作品なのね。と言っても、この前置きもなんか凄い「とりあえず」感が漂うなぁ・・・
キバは、現代である２００８年と主人公の父親が活躍してた１９８６年がザッピングしながら話が展開していくそうです。で、冒頭は１９８６年から。死んだ人間が葬式で突然起き上がるとか王道すぎる。
- １話はやっぱりコイツから
登場したのはスパイダーファンガイア。１話はやっぱり蜘蛛型怪人ですな！とりあえず弔問客の女性を美味しく頂いてましたが、人間の背中から蜘蛛の足が飛び出したりするのはけっこう怖い。電王のイマジンがあまり怖い印象が無かっただけに、尚更怖く感じるなぁ。それがまた良いんですが。動きとかもキモくて○。
人間のライフ・エナジーを吸うとかいう設定らしいですが、直接ガブリと齧り付くわけじゃないのね。エナジー吸われた人間が透明になって消えてくのは何されたか分かりやすくて良い感じ。ミイラになっていくってのが一番吸血鬼ものっぽいけど、さすがにそれは出来んわな。
スパイダーの怪人体はかなり好きなデザインです。凄く不気味なところが大好き。顔のアップとかかなり恐いですよ。
各所に散りばめられてる割れたステンドグラスっぽい意匠がファンガイアの特徴みたい。後で出てくるホースも全身そんな感じですし。
- 「神は罪を犯した・・」
更に人を襲おうとするスパイダーの前に、ファンガイアハンターの麻生ゆりさん登場。演技力は・・・まぁ一話ですから、何も言いますまい。
礼服がビリビリ破かれていくのはエロかったですが、脱いだら全然ダメージとか無しだったのには吹いた。けっこう痛そうな声出してたのに（おい
動きやすい服になった途端、かなり善戦をするゆりさん。普通の人間（なのかな？）のくせに結構強い！専用武器っぽいので戦ってましたが、あの武器を見て「悪魔城ドラキュラ」を思い出したのは私だけではないはず。チェーン系の武器もまた吸血鬼物の王道ですね。
ちょっと殴られたら速攻で逃げたスパイダーファンガイア。案外根性無し？
そして、時は流れて２００８年。スパイダーが残した傷を見つめるのは眼鏡にマスク、ビニール合羽の変質者・・・って、え！？これ主人公！！？？
- OP「Break the Chain」
歌うのは河村隆一（性格にはRYUICHIだそう）がボーカルを努めるバンドTourbillon。イントロへの入り方がとんでもなくカッコいい！
歌のノリは電王より激しくありませんが、キバには凄く合ってると思いました。何よりOP映像と合わさるとカッコイイのなんのって。平成ライダーの中でもトップクラスにカッコいいOPじゃないかな。
- え？今度のライダーは変質者？？
そう言われても仕方がないくらい怪しい。前述した格好で魚の骨集めをしてる男を怪しく思わない人間はいないでしょうね。
そんな主人公の紅渡くんですが、なんでも世の中のもの全てに免疫機能が過敏に反応してしまうこの世アレルギーとかいう体質だそうで。しかも人との係わり合いが苦手で、外では常に筆談をする・・・って、どんだけ社会不適合者なんだよ！
でも、仲のいい同年代の女の子が一緒にいる時点で私の何百歩も先にいるよ渡くん・・・静香ちゃん可愛いよ静香ちゃん。
しかし、この世アレルギーは何かの複線な気がしてしょうがないですわ。
- 近所でも評判
まぁあんな格好してればねぇ。しかもヴァイオリン製作のために色々と実験をしてるせいで悪臭被害まで出しちゃってるってんだから・・・
でも「お化け太郎」とかいうセンス皆無のあだ名まで付けられてるのは不憫すぎる。絶望先生の桃色係長なみに不憫。
- 「静香、グゥレイト」
キョンな声のキバットバット?世登場。何気に可愛らしいから困るｗ
- 渡と恵、運命の出会い
自惚れ恵に冷静に突っ込んだ渡くんには吹いた。
メインヒロインの麻生恵は、麻生ゆりさんの娘らしいです。モデルをやりながらファンガイアハンターもやってるというバイタリティ溢れる人。そんな恵と渡くんを出会わせたのがさんまの骨ってのがまた・・・
さんまの骨盗まれたくらいで凄い剣幕でしたけど、よくよく考えたらモデルやってるんですもんね。そういうストーカーっぽい行為には敏感なのか。
というか、マスター止めてやれよｗ
- 舞台はまた１９８６年へ
ゆりさんもちゃんと働いてたのね。
働き先である「カフェ・マル・ダムール」ですが、渡くんとその父親の音也も常連の重要な場所だそうで。現代で渡くんが恵に説教されてるのもこの店ですね。犬のブルマンがちゃんと大きくなってた。そういやゆりさんの犬嫌い設定も複線・・・ってのは深読みしすぎですかね？
ここで新たなキーマンである嶋さん登場。マル・ダムールのマスター木戸さんと競い合って体を鍛えてるようですが、なんかアッー！な感じがしちゃうのは私が腐ってるからだと思います。
ファンガイアハンターを組織化する張本人らしいですが、１９８６年の段階ではゆりさん以外に人員いないのかな？会話からはなんかそんな印象を受けた。
嶋さんが持ってきた次のターゲットは、バブル景気で成り上がった社長。演じるのは特撮ファンにはクワガライジャーで有名な姜暢雄さんです。久しぶりの特撮出演な気がする。
- 頭の良い怪人は恐い
社長の正体はホースファンガイアでした。口の開き方がめっさキモイ。５５５の木馬さんに次いで二人目の馬怪人社長だ！
新たな秘書を襲おうとしたところで、バイクに乗ったゆりさん登場。バイクで車に執拗に追突しかけてくるところはどう見ても危ない犯罪者（苦笑）
実際に馬社長が呼んだ増援には完全に犯罪者扱いされてました。こういう風に頭使って相手を妨害してくる怪人は良いですね。やはり怪人ってのはある程度狡賢くないとダメだと思う。もちろん猪突猛進のパワーバカタイプも必要ですが。
- 親父登場
ゆりさんの逃げるダシに使われるという初登場。しかもＫＹ行動で更に殴られるという・・・まぁあの行動は逆にゆりさんを守ったとも取れますけどね。
そういや馬社長から逃げる秘書さんはなんであんなところに逃げ込んだんだか。明らかに人いないだろうに。
- 社長、モデルにクラスチェンジ
逃げた社長ですが、現代ではモデルをやってました。なるほど、吸血鬼＝ファンガイアは年を取らないから、現代パートでも同じ俳優さんを使えるというわけか。ナイスアイディアですな。しかし、なんでまたモデルなんていう目立つ仕事してるのかねこいつ。過去を知る人が年取ってないないことに気づく可能性が高いだろうに・・・逆にそうなった人は美味しく頂いたとか？
そんな社長改め馬モデルが近づいたのはなんと恵。この場合は恵から近づいたってことかな？
- 日曜朝八時の入浴タイム
ただし渡くんの・・・ママさん大興奮！
渡くんは家ではけっこう明朗快活に喋るんですね。相手が静香ちゃんてのもあるのかも。
父親である音也が残したヴァイオリン「ブラッディ・ローズ」を超えるヴァイオリンを作るのを目標とし、日夜研究してるそうです。魚の骨もそのための実験材料だったらしい。以前に使ってたのも蛇の抜け殻に犬の糞・・・たぶん良いヴァイオリンは出来ないと思うよ？
- いただきまーって、あるぇー！？
あの落ちてくる壁の仕掛けは何なんだ？てか暗闇に浮かぶ顔恐ぇよ！
呼び出した恵をさっそく頂こうとする馬でしたが、逆に罠にかかったと知り戦闘開始。
恵が使うのは銃型の武器。吸血鬼専用武器っぽく銀の杭みたいのを撃ち出してました。さすがに２２年前よりは良い武器になってますな。アタッチメントを付け替えることで色んな武器に変わるみたい。でも、あんまり効果ないみたいだ・・・
- 「キバっていくぜ！」
ファンガイアの出現に反応するブラッディ・ローズ。そしてそれに導かれるようにファンガイアの元に向かった渡くんはいよいよ変身します。キバになったとたんアグレッシブに戦う渡くん。別人みたいだ。
腕にキバットを噛み付かせてからベルトにセットするのがキバの変身プロセス。カブトや電王と同じで派手な変身ポーズは無いのね。
戦闘シーンはかなりカッコよかった。ぴょんぴょん飛び回りながら戦うのは見栄えがしますね。それに蝙蝠らしくぶら下がっての殺陣があったのは良かった。あと、キバが動くたびにジャラジャラなる鎖が凄くイイ！
ファンガイア側も、体を割って出た破片から武器を出来るなど、なかなか魅せてくれました。
- ウェイクアップ！！
ライダーキックめっちゃくちゃカッコええ！！
正確な技名は「ダークネスムーンブレイク」ですが。どっかの格ゲーの技みたいｗ
ハッタリだのケレンだのが大好きな私としては最高に燃えました。キックヒット後に表れるキバのマークとかもシビれましたね。ああいうカッコよさがあってこそのヒーローでしょ！！
撃つ前に辺りが夜になるとか「ありえん」とか思っちゃう人もいるかもしれませんが、そんなもんアレだ、キバの固有結界だと思え！！
「笛を吹いて必殺技を放つ」ってのは前情報で知ってましたが、キバットに吹かせるのか。さすがにライダーがピーピー笛吹いたらカッコ悪いもんね。あ、別に威吹鬼さんを悪く言ってるわけじゃないですからね！音撃菅大好きですから？
- キャッスルドランも予想外に可愛い
いきなりビルから登場したのにはビックリ。お前はどこに収納されてんだ！
小さな羽であの巨体を飛ばす健気さに惚れました。一生懸命ファンガイアの魂を飲み込もうとするところもカワユス。ドラン可愛いよドラン！
- 撃たれる！？
魂が封印されるのを見届けてから去っていくキバに向けて、何故か発砲する恵。なんでまた撃つかな？
キバの存在は認識してるようでしたから、ファンガイアハンター的にはキバもファンガイアの一種だと思ってるのかもしれませんね。まぁこの辺は来週語られることを期待します。
- １話を見て
そんなわけでスタートしたキバですが、１話としては合格点な内容でした。しっかり戦闘シーン〜キックまで見せてくれたしね。掴みはＯＫだと思いますよ。
脚本が井上ということで一抹の不安はあるものの、これからも非常に楽しみにしていきたいと思います。
- 次回予告
次回は第２話「組曲・親子のバイオリン」
次はバイクが登場するようで。他にも例のモンスター三人組も出るっぽい。狼男になったザンキさんが楽しみですわ！
