ハッピーエンドだけが良いとは限らない

  • そんな経験無いって

泣いた。どうも尋です。

さっきまで某所にアップされてた「秒速5センチメートル」を観てました。さすが「ほしのこえ」を作った新海誠監督の作品、背景がバカみたいに美しかった。ぶっちゃけアニメとは思えん。

内容は結構賛否両論みたいですが、私は全然好き。確かにハッピーエンドではないです。むしろバッドエンドに近いと言えるでしょうね。でも、そういうものなんだって。何でもかんでも上手くいってたら面白くないよきっと。現実の世の中はああいうもんなんじゃないですかね。だからこそ現実じゃないところではハッピーエンドを望むって人も多いのかもしれないけど。

「男は名前を書いて保存、女は上書き保存」って言う言葉を聞きますが、まぁ当たってるんでしょうね。今だそういう経験ゼロで今後もそういう経験ゼロっぽい私が言っても説得力皆無ですが。はー・・・春なんて来ないですよ。

兎にも角にも私はこの作品は傑作と思っております。暇がある方は一度鑑賞してみてはいかがでしょうか。


で、この作品観ながら考えてたんですが、私って案外ハッピーエンドって好きじゃないのかもしれない。ていうより、むしろ世間一般のハッピーエンドって認識が甘すぎる気がしないでもないです。観る人によっちゃ劇場版エヴァ(ヱヴァじゃない方ね)のラストだってハッピーエンドに見える場合もあるんですよ。ま、さすがに私もあれはハッピーエンドとは言えませんが・・・

誰も彼も幸せになるラストなんて殆ど無いに等しいのに、それを求めてる人が多すぎるような気がする。それってどうなんですかね。現在の世相を反映してるってのもあるのかもしれないけど、ちょっと切ない終わりでも良いじゃないのさ。誰か一人でも優しく笑ってる人がいられるエンドなら、それで良いじゃない。私はそう思います。