二つの感動(多少ネタバレあり)

ではまず北斗の感想。この「ラオウ伝・殉愛の章」のストーリーは原作の聖帝十字稜編のほとんどそのまま。それをラオウの視点から見たものって感じですかね。ケンシロウの方が出番多いけど(それは仕方ない)展開といい、その作画といい原作の雰囲気を凄く出せていたと思います。そこに加わってる新キャラのレイナも上手く馴染んでいましたし。声優陣も一新されてたんですが、それも違和感無かった。特に阿部寛さんのケンシロウはかなりハマってましたね。あとサウザー役の大塚明夫さんもイイ!
もう凄かったですね。漢の生き様をたっぷり味わえました。それがもうカッコいいのなんのって。感動する場面も多かったですね。シュウとその息子のシバが死ぬシーンでは本当に泣きそうになりました。それと「愛をとりもどせ!」が流れ出す所も絶妙でした。久々に映画観ててシビれました。
けど、一部不満な所があったのも事実。サウザーの過去が語られなかったんですよ。次官の関係上仕方ないのかもしれないけど、ファンとしてはこれは残念でしたね。最後の「お師さん・・・」ってセリフを大塚ヴォイスで聞きたかった・・・そのシーンがあったら泣いてたね私。
この新しい北斗の拳は劇場版とOVAで2008年まで続くそうです。次は今年の冬に出るOVA「トキ伝」だそう。恐らくラオウとトキの最後の戦いが描かれるのではないでしょうか。ああ!早く見たい!!

続いてドラえもんの感想。結論から言うと「素晴らしい!!」の一言。
笑いと感動が絶妙のバランスで詰め込まれていてもう最高。大まかなストーリーこそ大長編第一作と同じですが、それに追加要素が上手い具合に組み合わされて、もっと良い物に仕上がっているのが本当に見事!!
キャラクターも見ていて楽しかったです。大山ドラの頃も良かったですけど、今のわさドラの方がキャラクターの描き方動かし方は上だと思います。本当にくるくると良く動くんですよ。「キャラが生きている」って強く感じましたね。大長編お約束のしずかちゃんシャワーシーンもちらっとだけありましたwドキドキしちゃった自分が情けない(苦笑)しかし、声がかかずゆみさんに交代してからのしずかちゃんって妙に色っぽくなったような気がしてなりません。萌えキャラ度が高くなったって言ったほうがいいかな?
今作のもう一つの主役キャラである恐竜の描き方もさすがに上手いと思いました。何気にオルニトミムスとかクェツァルコアトルス等のマニアックな恐竜も出てきてましたし。ティラノとスピノを戦わせるという、どっかで見たなぁ?ってシーンもありましたw
あのラストはもう泣くしかない。号泣ですよ号泣。ドラえもんで泣いたのは「雲の大国」以来二回目。しかもあの時以上でした。最後の笑顔で泣き、エンディングにスキマスイッチの「ボクノート」が流れてきてまた泣き、スタッフロールの最後近くで原作のラストシーンを入れてくれたのにウルウルして、スタッフロールの最後に藤子先生のサインが出て来たことで更に号泣しました。他にも皆が友情を改めて強くするシーンも胸が熱くなりますし、ホント泣かせ所多すぎ(そう感じたのは私だけか?)
これはもう自信を持って万人に薦められる映画。見たいと思ってる人は絶対観た方が良いと思いますね。