もうちょっとで刻が見えそうだった

一日ぶりのブログでございます。富士山行ってきました!いやー、凄かった。色んな意味で凄かった。
正直な話、今現在の私の気持ちは「富士山なんか二度と行くか!」です。ええ、それ以外の何物でもありません。何故そうなったか?それを語っていきましょう・・・

昨日の朝五時半。目覚ましで見事に起きることが出来た私は、そのまま二度寝に突入(おい!)起きたのが六時ちょい過ぎでした。時計を見て大慌てで身支度を整えていた私の耳に聞こえてきたのは凄まじい雨音・・・朝っぱらから雷を伴う大雨ですよ。正直言って、行く気が半減しました。それでもなんとか心を奮い起こし、六時三十六分の電車に乗るために家を出発したんですが、駅までの短い距離でズボンがかなり濡れたことで更にテンションダウン・・・
やっとの思いで新宿駅西口の集合場所へ着いたんですが、その時にはもう雨が上がっていました。そこで部長たちと合流し、いよいよ高速バスで富士山五合目へ。台風の影響が心配でしたが、天気は持ってくれてたんで一安心。写真は五合目の様子です。

でも、その場の寒さにはビックリしましたね。速攻で厚着に着替えましたもん。五合目でしばらく景色を楽しんだ後に、いよいよ富士登山に突入したんですが、七合目までは本当に良かった。霧は多かったですが、それでもいい景色は拝めましたし、何より「登山をしている」という感覚を味わえました。

写真は六合目の様子です。ここまでは緩やかな道が続き、ハイキングコースみたいでした。続けて七合目からの様子。

この辺から雨がポツポツ降り始めたんです。もともと台風が近づいてきてるのは知っていたので、多少の雨は覚悟していたんですが・・・ここから八合目までが凄まじかった。今までの緩やかな砂利の坂道から一変して、溶岩が突き出した岩壁みたいなところを登ることになるんですよ。その大変なことと言ったらもう・・・ただでさえ歩きにくいのに、雨のせいで視界は悪いは足場は滑るはの地獄的状況でした。ほんと、冗談抜きで死ぬかと思った・・・
それでもどうにか八合目にある宿泊予定の山小屋に到着。その時には靴とかはずぶ濡れ状態でした。それがまら寒いんですよ・・・大急ぎで濡れた服を脱ぎましたね。
御来光を見るために一時半に頂上へ出発するまで過ごす予定だったんですが、寝袋に包まってても凄い雨と風の音の為になかなか寝付けず。予定した時間の少し前に先輩が外の様子を見に行ったんですが、帰ってきての第一声は「無理ですね」でした。
風速17メートル、しかも雨まで降っているという状況で、真っ暗闇のなか頂上を目指すのはまさに自殺行為ですよ。さすがにそれは無理だと部長も判断しまして、チェックアウトの時間である五時まで待ち、下山をすることになりました。一緒に山小屋に泊まっていた他の登山グループも下山を選択したらしく、山小屋の入り口は凄い混みようでした。私も今度はちゃんとせねばと完全武装モードで下山に挑んだんですが、いやぁ酷かった酷かった・・・霧で直ぐ先は見えないという状態だし、雨は横殴りで合羽もあまり役に立たないという始末。七時半過ぎに死ぬ思いで五合目まで辿り着いたときには、結局せっかく乾いた靴とズボンの下半分はびしょ濡れ、背負った防水加工リュックもぐっちょりでした。でも、もうそのころにはそんなこと全く気にならなくなりましたね。てか気にしてたらどうしようもない。
五合目到着後は大急ぎでレストハウスに入り、濡れた合羽やら何やらを仕舞い込んで暖かい朝飯を食いました。ほうとうの暖かさがなにより嬉しかったですね。
十時半までレストハウスで休み、それからタクシーで新宿駅へのバスが出る御殿場駅まで向かいました。御殿場駅に着いたのが十二時。予約したバスが来るのが五時。ええ、五時間も空き時間があったんですよ。部長が頂上まで登った場合を考えて、その時間に予約を入れたんですが・・・実際はこんな有様に。この五時間はなかなか苦痛でしたね。東京ならば五時間くらい幾らでも潰す方法があるんですが、如何せん御殿場は何も無かった・・・鳩に餌付けしたりカップヌードルを食ったりボケーッとしたりして必死に時間を潰し、ようやくやってきたバスに乗って東京まで帰ってきました次第です。


文章が支離滅裂な部分もあるかもしれませんが、ちょっと現在直す余裕がありません。今回はさすがに足が筋肉痛状態です。こんな状態の私ですが、明後日からの祭には参加予定です。今度こそ死ぬかもしれません。いや、死にません!絶対に祭を乗り切って見せます!!