昨日観た映画

昨日は「小さき勇者たち-GAMERA-」と「名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌」、そして公開当初色んな意味で話題になった「仮面ライダー THE FIRST」のレンタルDVDを観ました。

まずはガメラ。泣きました。もうね、子供がガメラのために頑張る姿に号泣ですよ。子供たちの必死に頑張る姿ってのに弱いんですよ・・・
ストーリーですが、まぁ怪獣映画ではないですね。少年の成長物語です。そう思って観たほうがすんなりストーリーに入っていけます。平成ガメラと比べてる人もいますが、それははっきり言って勘違いもイイとこ。狙ってるところが違うんだから比べること自体が間違ってますよ。
特撮部分にも力は入ってますが、もっと頑張ってもいいんじゃない?って部分もたくさんあったのは事実。私は敵怪獣ジーダスの舌攻撃とかガメラの火球攻撃のスピード感の無さにちょっとがっかり。あれは「目にも止まらぬ速さ」って感じの方が良かったと思う。特にジーダスの舌は平成ガメラニ作目クライマックスのブチ切れレギオンが使ったレーザー触手くらいのスピーディーさが欲しかったですね。でも冒頭の三体のギャオスとガメラの死闘シーン。ここは非常に良かった!良かったんだけど・・・ギャオスはもっと沢山出した方が良かったんじゃない?まぁ予算などの大人な事情もあるんでしょうが・・・そういや色んな所の感想で観ますが、このシーンを「3」のラストの続きと勘違いしている人も多いですね。全然違いますから。そんなアホな勘違いして「このガメラはダメだ!」とか騒いでる自称ファンの方々はもう一度昭和ガメラ一作目から見直せヴォケ!って感じです。
そういや発表時から批判的だったガメラのあのデザインですが、やっぱり微妙だった・・・可愛すぎるよアレは。特撮エースのコラムでとり・みきさんが書いてましたが、あの顔だと「あれだけ恐い顔しているのに僕たちを守ってくれている」という異種間、特に人間と怪物間での交流にはとても重要なファクターを占める感情が生まれないんですよ。マスコットキャラにしか見えない。ここは本当に残念でしたね。
特撮とも人間ドラマとも言えるし言えないこの作品ですが、それが逆に持ち味になってるのかもしれませんね。個人的にはこの作品を観た子供たちの反応がどんなものか非常に気になります。


続いてコナン。記念すべき劇場版10作目の今回、事件は最近の作品では一番推理物ぽかったです。「迷宮の十字路」とか「銀翼の奇術師」はすんごくちゃっちい事件でしたからねぇ・・・まぁ良くも悪くもコナンということで、安定した面白さはさすが。なんかキッドがカッコよすぎた気もしますが・・・来年も十一作目製作が決まったそうですし、ファンとしてはこのまま長いこと続いていって欲しいですね。


最後は「仮面ライダー THE FIRSTレンタルビデオ店に行く度行く度レンタル中でがっかりしていたんですが、ようやく見ることが出来ました。
内容ですが・・・えー、あすかって人との恋愛模様とかウエンツの恋愛模様とか一切入れないほうが良かったんじゃないか?つーか寧ろ邪魔に思えました。何だか破綻してる部分も多かったしね。これは井上が悪いのか監督が悪いのか・・・ドラマパートは何だかがっくりな出来でしたね。
逆に戦闘シーンはかなり燃えました。平成ライダーではあまり見られないワイヤーを使ったアクションが非常に映えていました。特にスパイダーとの戦いは良かった。バイクが効果的に使われてましたのが素晴らしい。
全体を通しての感想は、「まぁ言われてたほどは酷くない」ですかね。それもバトルシーンのカッコよさに助けられてる部分が強いですが。