今日の響鬼

  • 一之巻・響く鬼

スゲェおもしろい!!
この一言に尽きます。ホントに面白かった!正に新しいライダーですよ。
いきなりのミュージカル風の演出には唖然とすると同時に「こんな感じなの?」と不安になってしまいましたが、その後の展開で不安も吹っ飛びましたよ。
オープニングの映像がカッコいい!歌が無いってのも斬新!これでもかってくらい「和」のテイストが滲み出ていてイイですねぇ。
細川茂樹さん演じるヒビキが素敵です。飄々としているんだけど、頼りになるしカッコいい。親しみの持てる大人の男です。「鍛えてます!」とか替え歌とか、もう最高です。「が・が・が・が・蘇我入鹿」ってw
敵の魔化魍も今までの敵とは何やら異なる雰囲気です。まぁ一の巻に出てきたのは、魔化魍を育てる「童子」と「姫」って奴らなんですけどね。こいつらもなかなか奇抜。声が逆なんです。童子が女のような声を出して、姫が男のような声を出す。そのミスマッチさがこの敵をより薄気味悪く感じさせます。こういう設定も上手いよなぁ。ヒビキに対して「鬼さんこちら」と言って挑発するんですが、抑揚の無い暗い声で言うもんだから気味悪いったらありゃしない。
戦いへ突入すると、ヒビキもグッと表情が引き締まってよりカッコよくなります。細川さんのこういう演技の使い分け方は見事。変身ポーズは変身音叉・鬼角を鳴らして額に当てるというシンプルなもの。でも今までのライダーの変身ポーズとは違って「静」のカッコよさと迫力を持っている。この辺も新しいです。
そしていよいよ響鬼登場!これほどまでに自然が似合うヒーローってなかなかいませんよ!
木を蹴りながら移動する姿には感動。森林ではこういう戦い方が映えますね。そして度肝を抜かれた最後のシーン。だって口の部分が変形して鬼の口のような形になり、しかも火を噴くんだもん!あれは明日夢くんじゃなくても驚くよ・・・響鬼の顔には秘密があるってのは聞いてましたが、まさかああいうことだったとは・・・
エンディングテーマは布施明さん。オープニングじゃなくてエンディングを歌ってたんだね。渋くて響鬼の世界に合った素敵な歌です。
そういや響鬼はまた驚かせてくれました。響鬼たち「鬼」をサポートする「猛士」の事務局である、一之巻にも出てきた甘味処「たちばな」の店長であり事務局長。そして響鬼たちから「おやっさん*1と呼ばれて親しまれている立花勢地郎を演じるのは下条アトムさんだそうです!またベテラン俳優さん出してくるとは・・・やるなぁ、東映

多少戦いが見れたからまだ良かったですが、いい所なのに「続く」・・・次回は魔化魍「土蜘蛛」が登場です。予告でチラッと映ったその姿は・・・デカッ!!響鬼の必殺攻撃の「音撃」も拝むことができそうです。次回が待ち遠しい!

*1:これ、ライダーファンには嬉しい呼び名です