「ハウルの動く城」

本日友人のnaokiさんと観てきました。最初はバスで行く予定だったんですが、私の親が車で送ってくれることになり、バス代が浮きました。感謝感謝。
私たちは9時上映開始の第一回目を観ようと思い、「今日は公開初日だか30分前に行って並べば良い席を取れるだろうと考え、8時半に映画館へ着くように出発しました。しかし、この考えが甘かった・・・
映画館に着くと少なからず人が並んでいました。「まぁこれくらいなら大丈夫だろう」と思い、列に並ぼうと近づくと、なんとそれは10時上映の回のためにもう並んでいる人たちで、*19時上映の回を観る人たちはすでに劇場内に入ってみました。急いで入り口に向かい、入場券を切ってもらうと、映画館のスタッフの女性が「この回は最前列か立ち見だけになりますがよろしいですか?」なんて言い出しました。ちょっと悩んだんですが、なるようになるわ!とそのまま突入。そしてスゴイ人の数に唖然としました。本当に満席に近い状態。あんたら何時から並んでんだ?と席に座る人たちに心の中で悪態を吐きながらも席を捜索。あえなく挫折。いっしょに来た私の母親はちゃっかり空席を発見して座ってましたけどね・・・私とnaokiさんはジブリを嘗めていた自分たちの浅はかさを呪いながら立ち見での鑑賞に入ったのでした。
上映終了後、動くと腰にムチャクチャな痛みが。naokiさんにも同様の症状が起きてました。人間は二時間立ち続けるとこうなるんだ、と別にどうでもいいことを発見した私たちでした・・・

さて、前置きが長く、というか主文になってしまいましたがここで感想をば。一言で言うなら
「さすが宮崎アニメ」
といったところでしょうか。大変面白かった!ネットで噂になっていた木村拓哉の声優っぷりもなかなかのものでしたよ。むしろ上手かったんじゃないかな。私が一番心配していた倍賞千恵子さんの「19歳の声」も、さすがに最初は違和感がありましたがすぐに慣れました。他のキャストの方々も素晴らしかった。我修院達也さんと神木隆之介くんは得に良かったですね。カルシファー*2カワイイ。naokiさんが「宮崎アニメはキャラクターが多すぎなくていい」と言ってました確かにその通りだと思いました。キャラに感情移入がしやすく、すぐに映画の世界へ入っていけますから。
ストーリーの運び方も非常に上手く、二時間が早く感じられました。戦争への批判も込められていたのにも感心。
しかし、この映画は面白いと同時に分かりにくいとも言えます。「この人たちはどんな関係なのか」とか、「なぜ戦争が起きたのか」とか、まったく説明されずに終わっちゃう。こういうのがダメな人もいるでしょうね。この映画は「理屈ぬき」な映画なんです。理屈ありきで観ると「つまらない」で終わっちゃうかも。気分で楽しめばいいんだと思います。それができればしっかり最後まで楽しめますから。
さーて、次は来月公開の「ゴジラ」と「ULTRAMAN」を観よう。あ、でももう一度ゆっくりとハウルも観たいなぁ。でも金がなぁ・・・

*1:ハウルは2スクリーンで上映していたんです

*2:ハウルと契約している火の悪魔。イイ奴なんです