「故穫鳥の夏」読了

エライ時間がかかりましたが、やっとこさ読み終わりました。感想、非常に面白い!!
久しぶりに心から「面白い!」と思える小説に出会えました。続きが読みたくてどうしようもなくなる小説なんて本当に久しぶりですよ。読んでいる途中で「ああ、なんで私はこんな面白い小説を今まで読んでなかったんだ!私の馬鹿!」って何度も思いました。読み終わったあとの満足感も最高。でも、万人にオススメできる作品ではありませんね。
その理由ですが、内容がちょっと気持ち悪いです。でもホラーのような気持ち悪さじゃない。おどろおどろしい気持ち悪さって感じかな。そういうのが大丈夫な人は絶対に面白いと思います。
けど、ムチャクチャ厚い!私が敬遠していた理由もこれなんです。もう文庫本とは思えないくらい厚いんです。これを手に取るにはちょっと勇気がいるかもしれません。でも、ハマルと簡単に読めちゃうと思います。
さて、この京極堂シリーズですが、現在文庫版で第六弾まで発売されています。しかも、巻を増すごとに厚くなっていく・・・第六弾の「塗仏の宴」に至っては「宴の支度」と「宴の始末」の二巻に分かれてます。そして、まだ文庫化はされていませんが、第七弾も出ています。あぁ、私がいったい全てを読み終われるのはいつの日になることやら・・・でも全部読みますよ。読みますとも!早く第二弾の「魍魎の匣」を買ってこねば!